「太地喜和子」さんは、かわいい悪女だった・・567-60

]初めて、テレビでお見かけしたのは、愛人役の確か?ドラマだったような気がします。題名も他の出演者も憶えてないですけど・・『私が誰と付き合おうと、勝手でしょう!』と睨みつけるような目に痺れました(笑)ちょっと、セリフが違うかもしれないけど・・居直り?だから〜なんだって言う〜の!と挑戦的な態度。

それからファンになり、太地喜和子オンパレードの日々。私が結婚する前ぐらいのとき、あの飯倉片町“純”のママに連れられて、洋子達と・・新橋演舞場で《牡丹燈籠》杉村春子さん・扇千影さん達が演じておられた頃の喜和子さんには、私の熱も冷めていました。

だってぇ〜いつ頃からか?杉村春子さんにそっくりなんだもん!私が好きだった頃は、三國連太郎さんと恋に落ちてたころ・・はかなげで、一途な太地喜和子。三國さんの記載されてた記事を食い入るように見てました。

《重たかった・・。》なんでも、トイレまで、見にきたとか・・それほど好きになってた喜和子さん・・しかし今、喜和子さんの書かれている文を見ると、『一人の男として戻ってきた彼には、もう何も感じることができない』と、とても女らしいはかなげな字体に反比例しているお言葉。太地喜和子さんは、類いまれなくみんなのかわいい悪女だった。